『猫背』には次のようなタイプがあります。
◎背中全体が丸まっている。
◎両肩が前に出ている。
◎顔が前にとびだしている。
これらが複数当てはまるタイプもあります。
ではタイプ別に肩こりとの関係をみていきましょう。
【背中全体が丸まっているタイプの場合】
お腹や胸などの前側の筋肉が収縮し、その反対側にある背中の筋肉が常に引っ張られてしまい張っていきます。また、肩がすくんだ状態にもなってしまい常に肩に力が入った状態となり肩がこってしまうのです。
【両肩が前に出るタイプの場合】
胸の筋肉が収縮すると腕を内に捻るように前に引っ張られます。その時に肩甲骨も自然と前に引っ張られ(外転)肩が前に出た状態になります。肩甲骨が外転すると背中の筋肉が引っ張られて張ってきてしまい肩こりにつながるのです。
【首が前に出るタイプの場合】
首が前に出るタイプは頸椎がまっすぐに伸びてストレートネックになるか、逆にもっと反りが強くなって反り首になります。いずれの場合も重い頭の荷重が首(頸椎)に余分にかかることになり首が緊張して首や肩の痛みやコリが出てくるようになるのです。