秋に多くなる『肺』と『大腸』の不調

 

東洋医学・東洋哲学の陰陽五行では「秋は肺と大腸が影響される」と言われています。

秋バテのお話は以前に触れた事がありますので、ご興味がある方は是非、ご覧ください。

 

腸は食べたものを消化・吸収するだけでなく、免疫系や神経系、ホルモン系などにも大きな関わりを持っています。

病原菌から身体を守る免疫細胞の60〜70%は腸にあると言われていますが、幸せホルモンのセロトニン(喜びや楽しみを伝える物質)は90%、ドーパミン(やる気を起こさせる物質)も腸内で生成されていることがわかってきています。昔から元気でやる気のある人を「ガッツがある」と言いますがガッツとは「胃腸」という意味もあるのです!

 

東洋医学では「健やかな胃腸を保つことが体全体の健康を保つ上でも重要」とされています。胃の元気度は、食欲で見てとれますが腸の元気を計るバロメーターとなるのは「便の状態」です。大便とは「体からの大きな便り」と言われています。血圧は血圧計がないと計れませんが、大便は見ることでも健康状態が分かりますね。

 

大便チェックで、健康チェック

①水に浮く

②毎日出る

③いきまずストーンとでる

④硬さはバナナか練り歯磨き粉くらい

⑤バナナ2〜3本分の量

⑥黄色か黄色がかった褐色

⑦ニオイが少ない

 

上記が指標になりますが、こうした便を毎日するためには様々な視点からアプローチして腸内環境を改善する必要があります。

まず第一に食生活を整えることです。食事が及ぼす腸内環境の影響については、戦前の日本人は一日に平均400gの便だったそうですが、今の現代人はその半分の200g!いかに昔の人の腸内環境が整っていたかが分かります。しかも戦前は「ガン」や「アレルギー」などの病気も少なかったそうです。

 

戦前と今の食生活で大きな違いとなるのはやはり「食物繊維」の摂取が減り、腸内環境の悪化も一因とされています。多くの病気は炭水化物から食物繊維を取り除いてしまったことに起因するとも言われています。

 

意識して健康な食生活を心がけている人ならともかく、現代人は「肉食、ジャンクフードやレトルト食品」を口にする機会が非常に多くなりました。それによって腸内環境を悪化させてしまう悪玉菌のエサを増やす要因に繋がり、様々な病気を引き起こすことにもなります。

日本人にはやはり一汁一菜の日本食や、食物繊維が豊富な野菜類、発酵食品に代表される漬物や納豆、味噌やヨーグルトを食べることがキーポイントになっていきますね!

 

また食事以外では、適度な運動習慣も必要になります。

運動不足になることで、特に腹筋などのインナーマッスルが衰え、結果的に腸のぜん動運動を低下させてしまいます。

こうして運動不足から便秘になりやすく溜まった老廃物が腸内環境を悪化させるのです。

そうならないためにも、ウオーキングやジョギング、自律神経を整える日光浴やヨガなどの呼吸法を取り入れるなども効果的な運動習慣の一つになります。

 

 

内臓にはリフレクソロジーが効果的!

 

さらに上記でもなかなか腸内環境の改善が見られるない場合は、整体や自律神経を整える足裏の反射区を刺激するリフレクソロジーも効果的な方法です。

 

腸がつまっている骨盤や体全体が歪んでいれば当然腸内環境にも影響を与えます!歪んだ身体に収まっている腸はそのストレスから働きが低下して腸内環境を悪化させます。

そうした場合、整体やリフレクソロジーで身体の外側から歪みを改善することで、結果的に内側の腸内環境改善につながる、身体の健康を手に入れることができます!!

 

その体全体の歪みがあるか否かは、「正しい姿勢」がとれているかどうかで判断できます。長時間のデスクワークやスマホいじりなどで現代人はついつい猫背になりがちです。

 

猫背は腸を圧迫し、ぜん動運動を妨げる要因となります。悪い姿勢が腸内環境を悪化させるため、姿勢と腸内環境は相互に影響し合ってると言えます。

 

胃腸を健康に保つ事が、健康に多大な影響を与えることがよく分かりますよ。食生活や運動習慣を意識して、体全体の歪みも整えて

いきましょう!

 

 

 

 

 

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